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「子どもの学びが育つ街」つくば市 その教育の魅力とは?

タブレットを使用した授業風景

つくば市というと「教育の街」というイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。子どもの教育を安心して任せられる、のびのびと学べる環境があることは子育てにおいて重要なポイントです。

今回は、「教育の街」と言われるつくば市の教育の魅力をご紹介します。つくば市で子育てをしたくなってしまうこと間違いなしです!

つくば市の教育はなぜ有名なのか?

そもそもつくば市が教育の街と言われるようになったきっかけは、1960年代に実施された「国家プロジェクト」です。東京の過密緩和と高水準の研究・教育の拠点形成を目的に研究機関が東京からつくば市に移転され、「筑波研究学園都市」が生まれました。

そんな歴史もありつつ、今でも教育の街と言われているのは、もちろん自治体として時代に合わせたまちづくり、教育の推進に力を入れているからこそです。

つくば市は「持続可能都市」を目指して、未来構想というまちづくりの指針を示しています。今後直面するであろう自治体の課題を解決し、つくばに根差した自然や科学技術、多様性を未来につなぎ、発展させていくことを目指したものです。今、世界的に注目されているSDGsの観点も取り入れています。

そんな持続可能都市実現のための施策の一つに「教育」があります。

つくばの教育では、「一人ひとりが幸せな人生を送ること」を最も重要な目標としています。一人ひとりの豊かな個性が発揮される環境のもとで、自己実現と社会力の育成を目指していて、一方的な教育ではなく、双方向の「問いから始める学び」を大切にしています

それでは、具体的なつくば市の教育の特色について、触れていきます。

つくば市の教育の特色

つくば市の先進的な取り組み

特徴として分かりやすいのが、市内の全ての学校が小中一貫教育を推進していることです。文部科学省が2016年に小中一貫教育を推進するための法改正を行いましたが、つくば市ではそれに先駆けて、2012年度より小中一貫教育を推進していました。

小中一貫というと私立のイメージを持たれる方が多いと思いますが、公立の学校で9年間の教育カリキュラムを受けることができます。小学校6年、中学校3年という分断されたカリキュラムではなく、市内全域で教育内容が統一された9年間のカリキュラムが組まれているため、より効果的な学びを得ることができます。

また、小中一貫教育と同時に始まった「つくばスタイル科」という科目もつくば市の教育の特徴です。

他の自治体では「総合的な学習の時間」と呼ばれる科目で、特別活動、道徳、生活科の一部の時間を加えて再編成したオリジナル科目になっています。学習内容は、環境、キャリア、歴史・文化、健康・安全、外国語活動と多岐にわたります。学んで終わりではなく、未来につながる内容であることも魅力です。

「総合的な学習の時間」というと、学校ごとに内容が異なっていることが多い一方、つくば市では、学年ごとに必ず行う内容を市が定めているため、どの学校でも同じことを学べます。統一された「コア・カリキュラム」があることで、学校による差がない、平等な教育を受けることができます。

つくば市のICT教育

つくば市では、なんと2022年にICT教育推進45周年を迎えたそうです。最近やっと耳に馴染んできたICT教育、ここまで歴史があるなんて…。

つくば市の「春日学園」は、2015年に日本で初めて、マイクロソフト社が選ぶ「ショーケーススクール」に指定されました。ICTを日常的に授業に活用して、実践を広めていく意思のある学校が選ばれ、1年の任期で活動するものです。マイクロソフトの社長が来日した際に、春日学園の生徒が社長の前でプレゼンを行い、そこで気に入られたことで指定にいたったというエピソードがあります。

また、2016年には、つくば市の全学校が「学校情報化優良校※」として認定されています。これは、文部科学省の後援で日本教育工学協会が、情報化を推進している小中高等学校を表彰する制度で「市」という規模で受賞をするのはつくば市が初めてのことでした。それだけ、つくば市全体でICT教育が推進され、現場に浸透しているということの表れではないかと思います。

※認定されるためには申請を行う必要あり。2022年度はHPに認定校としての掲載なし。

現在では、児童生徒一人ひとりが一台ずつ端末を使用して、授業に取り組む体制が整っています。タブレットを活用して、校外体験活動やアクティブラーニング、プログラミング学習を行っています。学んだプログラミングをSDGsの目標を達成するためにどのように活用できるか、という活動を行っている学校もあり、学んだことをどう活かせるかというところまで考えられるので、より学びが深まります。

また、一人ひとりに合わせた完全習得学習のeラーニング「つくばチャレンジングスタディ」も特徴的です。つくばの全小中学生を対象としたもので、学年・科目問わず自由に学習を進めることができます。学習の履歴が残るため、頑張ったことが視覚的に分かり、得意・苦手科目を把握しながら自分のペースで取り組めます。授業中にも活用されていますが、学校外でも予習・復習に活用することができるので、勉強を習慣づける仕組みもバッチリです!

つくば市の地域特性を生かした取り組み

つくば市科学体験

自治体が「科学のまち」の特性を活かした学びを推進していて、研究施設やIT企業の多いつくば市ならではの職業学習も盛んです。

その一つに「つくば科学出前レクチャー」という取り組みがあります。つくば市にある世界でも最高レベルの研究所の方々を学校に招き、最新の研究内容について講義をしたり、実験をしてもらうというものです。各学校からの要請に応じて、研究者が招かれて、レクチャーをするもので、内容としては非常に高度なものが多いそうです。

また、つくば市とつくば市教育委員会が主催する「つくば科学フェスティバル」という科学を楽しむ体験型イベントも開催されています。小中学校〜大学・研究機関などが出展をして、科学実験や科学工作を行います。

つくば市の教育を知って…

いかがでしょうか。

自分もつくば市で教育を受けたかった…と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。筆者もそのひとりです。

つくば市の教育について知れば知るほど、こんな教育を日常的に受けていたら「社会人になって苦労したパソコンのあれこれに悩まずに済んだのかも」「そもそも全く違う人生の選択肢を選んでいたかも」と想像を膨らませてしまいました。

つくば市では、個性を大切に、未来につながる教育を行っています。環境が習慣に与える影響は大きいので、子どもを育てる環境はしっかり見極めないといけませんね。

将来の選択肢が広がる教育がつくばにありました。

つくば市で子育てがしたい!と思ってもらえていたら嬉しいです。

他にも魅力いっぱいのつくば市を他の記事でもご紹介していますので、ぜひお時間のある時にご覧ください。

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